愛知県大府市,本格中国料理「共栄飯店」さんに行ってきました。
古くから営業されていたようですが,知人にうわさを聞き,はじめてランチタイムに伺いました。
共栄飯店さんは,「化学調味料・食品添加物を使用しない」本格的な中国料理店です。
ちなにみ店名の「共栄」というのは,所在地の地名である「共栄町」が由来です(たぶん)。ちなみに最寄り駅の名前は「共和(きょうわ)」です。
外観は中華風のイメージはあまりなく,どちらかというとこじゃれた喫茶店・レストラン(ちょっと昔風)のそれですが,店内は高級中国店を彷彿とさせます。
丸テーブルの上には以下のような張り紙がありました。
「化学調味料・食品添加物を使用しない」だけではなく,食材についてもすべて,いわゆるオーガニックなものを使っているようです。詳しい方がみられれば,このリストに掲載された食材たちがどれだけ「こだわり」のものか,すぐに理解できるかと思います。
ランチタイムだったので,ランチメニューのひとつ「肉そば定食」をいただきました。
(他のランチメニューとしては,カレーランチ,冷しつけ麺ランチ(うろ覚えです)などがありました。)
ご飯ものは,玄米かチャーハンを選択できますが,私はチャーハンを選びました。
自家製のストレート麺は,歯ごたえがあり,食感が日本そばのそれを想像させます。スープは醤油ベースのスタンダードな味付けですっきりとした後味です。上に乗せられているバラ肉(説明によると,恵那産の「ゴーバル豚」ということです)は本当に臭みがなく,純粋に豚肉の味がしました。
チャーハンも米粒ひとつひとつが独立していて,いわゆる「パラパラチャーハン」で,味付けは若干薄味で油っぼくもなく,食べやすくおいしかったです。素材のこだわりだけではなく,料理の腕もたしかであることを裏付けています。
ランチの値段はたしか860円だったとおもいます。他のアラカルトの料理も普通の中国料理店と変わりません。まがりなりにも,オーガニックショップを営んでいる身として,オーガニックな食材の原価の高さ,調達の不安定さを知っているだけで,この価格で提供されていることに驚きつつも,敬意を評したいとおもいます。
おいしくいただきました。
出入り口のすぐよこにのテーブルには,現代日本の食生活,外食生活に警鐘を鳴らすさまざまな本・雑誌が並んでいました。
(お店の詳しい情報についてはネットですぐにわかるので割愛させていただきました)